ミャンマー菩提樹祭りに参加して
日時:令和5年5月3日(水曜日)PM2:30~6:00
場所:愛知県名古屋市中川区新家2-1304 ミッタディカパゴダにて
ミッタディカパゴダについて
2015年、名古屋市中川区にミッタディカパゴダと名付けられたパゴダが建立されました。パゴダと同じ中川区にある日蓮宗妙本寺住職の馬島浄圭師が発起人となり2012年にパゴダ建立が発願されました。
彼女は1991年に初めてシャン州の難民キャンプを訪れて以来、30年近くにわたってミャンマーの難民支援に関わってきたという。当時、本国ミャンマーでは民主化が進むなど大きな変化が起こっており、それに伴い日本在住のミャンマー人たちの関係性も変わりつつあったという。そうした変化の中で、様々な立場の在日ミャンマー人たちがパゴダを建立するという一つの目的のもと、心を一つに協力し合うことができれば、という思いがあったという。
また彼女が住職を務める妙本寺にはミャンマーから取り寄せた仏像があったが、これを納める場所が必要であると感じていたことも理由の一つであるという。
多くの方々のご支援により2013年10月21日に中川区にある馬島師所有の土地にて地鎮祭が行われ、落慶法要は2015年5月4日に執り行われました。
建てられた高さ7mのパゴダは、東海地方在住ミャンマー人のコミュニティの中心となりつつありましたが、コロナ感染症のため、しばらくは交流が少なくなっていました。
ミャンマー菩提樹祭りについて
そして3年ぶりの2023年5月3日に盛大な菩提樹祭りが計画できるようになりました。5月3日はお釈迦様のお生まれになった日、満月の日、お釈迦様が亡くなられた日と重なったとても意義のある日だそうです。また秋にも灯明祭りが行われる予定だそうです。 敬虔なミャンマーの方々によるお祈りはお坊さんと共に約1時間30分ほど続き、その後軍によるクーデター、少数民族への弾圧等で亡くなられた方々への黙とうが続きました。その後、多くの方々が仏さまへの供養のためにご寄付されたお食事がたくさんも並んで、参加されたミャンマーの方々へ振る舞われました。カレー、麺類、焼きそば、お弁当、もち米で作ったお菓子等々がありました。
総勢200名ほど(内日本人は20名ほど)が参加された和やかな雰囲気は馬島浄圭師が強く思い描かれた「様々な立場の在日ミャンマー人たちがパゴダのもと、心を一つに協力し合うことができれば」という思いが実現したようで感動いたしました。
是非ミャンマーに関心をお持ちの皆様には今年の秋に予定されています「灯明祭り」にご参加されてはいかがでしょうか?
ご一緒できれば嬉しいです。
日蓮宗妙本寺住職の馬島浄圭師と共にミッタディカパゴダにて
開催前の代表者の挨拶とお坊様