JAMAHA 「介護の日本語」を開講して
現在の日本の医療や介護の現場では、深刻な人材不足が問題となっています。
少子化と高齢化が社会問題となっている中、政府も、海外からの人材の雇用を積極的に取り組んでいます。毎年、海外からの介護分野の就労者が増えています。
長年ミャンマーの支援を続けている近藤理事長から、ミャンマーで日本の介護を学びたい人に、現地で教えてほしいと提案がありました。
看護師として働いた経験を、活かしてPAOの職業訓練所で「介護の日本語」講座がスタートできればと思っていました。
しかし、コロナ感染と、2年前の2月1日に突然クーデター発生ですべてが一時中止になりました。
厳しい状況の中、現地でのJAMAHAの寄付講座のスタートは困難な状況になりました。
ミャンマーの社会情勢の予測がつかない中、状況が落ち着くのを待っているだけなのか、何か方法はないものかと理事の皆様と相談しながら、オンラインでの授業の企画が決まりました。
JAMAHAの寄付講座として先行して冨田ご夫妻の日本語教室が始まっていました。
それに並行して「介護の日本語」の授業を企画して頂きました。
21人の18歳から20代の生徒が参加し開講することができました。
教科書はミャンマー語と日本語をダウンロードし、配布されました。
通訳のイピュさんと約2時間、介護の基本や専門用語の難しい授業に熱心に取り組んでくれました。
ネット環境が悪く、また、計画停電が始まり、日本では考えられない学習環境の中
一生懸命に難しい日本語と介護の専門用語を学ぶ姿勢を肌で感じています。
日本で働きたいと、夢を持って取り組んでいる生徒に、日本で働く環境に適応できることを願っています。
第2弾としての寄付講座も決まりました。
皆様のご支援に感謝しています。